前回までのお話
私は、香港、ロンドン，ニューヨーク、そして日本で、
事業を立ち上げて成功した起業女子を、たくさん見て来ました。
成功した笑顔の下には
バランスを崩したボロボロの心と体があり
なんとかしないと・・・
このままだと、おかしくなっちゃう・・・
隠すことに疲れ果てて
緊急セッションで駆け込んで来るクライアントさんも
一人二人ではありません。
でも、それって
起業女子に限らず
誰にでも起こりうることだと思いませんか？
心のバランスが崩れるままで突っ走るのは
パンクしたタイヤで高速道路を走るようなもの
ですから、まさに命取り。
何をきっかけに事故を起こすかわからない。
放っておいたら危険です。
みなさんは心のバランスが崩れる時の
原因を知っていますか？
主には
健康
お金
仕事
人間関係
環境
など人生のライフイベントがそうだと言われています。
そして、特に
一人でなんとか出来ればいいのに
そうすることが出来ない時
って苦しいですよね。
そんな時に支えとなるのが、ヨガの先生の教え。
今日は、あなたにもお伝えしますね。
先生と出会ったのは、最初のNY駐在の時。
私が４３才の時でした。
すっごくステキな先生がいるから・・・
って手を引かれるようにムリヤリ連れて行かれたのが
この先生のヨガのクラスでした。
美しい声
凛とした佇まい
丁寧な教え方
賢人の言葉
生活の知恵などのちょっとしたお話
宇宙の仕組み
そんな中でも、強烈に覚えているのが
あの２００１年９月１１日、テロの時。
ダムの水や郵便物に猛毒の薬物が混入され
いつそれが我が身に起きるかと
アメリカ中が恐怖におびえていた頃でした。
ちょうどその日のヨガのレッスンは
建物の外で工事があってドリルの轟音がバリバリと鳴り響き
先生の声もよく聞き取れないほどで
みんなイライラしていました。
でも、先生はこう言ったんです。
音は聞こえていても
騒音と思ってはいけないですね。
今、世の中はテロの騒ぎで大変なことになっている・・・
でも、私たちはそれに振り回されないことですね。
例えば、こういうことなの。
大きな海のようなボウルの真ん中に
バラが一輪漂っている。
それは、あなたね。
そこに嵐がやって来たとするでしょう？
荒波に抵抗して、抵抗して、
波に呑まれて沈んでいくのを選ぶか
荒波でクルクル回ったとしても
中心に留まるのを選ぶか。
皆さんは、どちらを選びますか？
私たちは
どんなことがあっても自分の中心に居続けなければなりません。
荒波は
今回のようなテロや天災
思わぬ病気
誤解や攻撃
とも言えます。
でも、それに呑まれないこと。
中心は、誰も邪魔しない静かで安全なところなの。
そこに居続けることですね。
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真理を突いた先生の言葉は
生徒さんたちの心の平安を取り戻させました。
静かに涙を流している人も多くいました。
あれから、１１年。
私もロンドン、２度目のニューヨークと
新しい場所で
新しい生活が始まりました。
時には、予期せぬ裏切りや
事件に巻き込まれたこともありました。
でも、そんな時に思い出すのが
先生の
「周りは嵐の海でも自分の中心は安心安全。
それをキープするという考え方。
私はその教えのお陰で
例え戸惑ったり混乱することがあっても
中心に戻ることができています。
思えば
コーチの国際資格を取って
結果をバンバン出していた頃の私は
●カウンセリングが必要とされるような人には
セッションをしてはいけない
●ダイエット、恋愛などのテーマは
セッションの内容としてはふさわしくないので
取り扱ってはいけない
といった
指導を受けていました。
当たり前のように思って従ってきたものの
何かが足りない
なんかおかしい・・・
と違和感を感じていました。
現実には
ゴール達成の中で
色々なテーマを取り扱います。
中でも
心の問題は大きな鍵を握っています。
それを避けたら
真の幸せには到達できない！
・・・ある日、それに気づいてしまったんです。
だから決めたんです。
コーチ業界で
コーチングで取り扱ってはいけないと言うなら
私が自分で勉強して
どんなクライアントさんが来ても
ある日突然、クライアントさんの心が落ちても
私が支えられるようになろう、って・・・・。
ロンドンでカウンセラーとセラピストの資格を取った私は
すぐにセッションに取り入れました。
セッションは
今までの何倍も深くて広くなり
より繊細でダイナミックになって行きました。
同時に
クライアントさんの満足度も高まっていったのです。
現在
コーチング＋カウンセリング＋セラピーの
３分野を担当できるプロコーチは
日本ではまだ数少ないのが現状です。
でも
きっとこれから増えて行く。
だから
業界も変えて行きたい・・・
そんな思いを持って
時代の先端にいる自分を
私は秘かに誇りに思っています。
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次回は、最終回。
世界中を飛び回るニューヨークの起業マダム
の学びを書いてみたいと思います。
このステップメールが
あなたの起業女子への第一歩となりますように・・・
