お月見団子丸めて願う小さな幸せ

今日は、秋谷で室礼のお稽古でした。

テーマは「十五夜」
前半は、十五夜について。

各地での習わしやお供え物について学び、
後半は、十五夜花を活けて、
お供え餅のお団子を作りました。

今日は暑さがぶり返しましたが、
お部屋の中には、秋を彩るものたちがお出迎え。

そして、十五夜のお飾りは、その年に実った自分の好きなものや１番美味しいもの。
感謝の気持ちをのせて飾ります。

今日の十五夜花は、
尾花（ススキ）
フジバカマ（咲き終わりを吊るしておくと香水のような香りが部屋じゅうに漂うそうです）
女郎花（オミナエシ）
吾亦紅（ワレモコウ）
竜胆（リンドウ）
藪蘭
白鷺カヤツリ

お花の心得はないけれど、
気持ちのままに活けてみました。

そして、いよいよお月見団子作り。

ヒノキの和せいろで蒸して、くるくると丸めます。

いやぁ〜〜
団子ごときに四苦八苦。
なかなか綺麗に丸くなりません。

でも、一つのお団子を月に見立てたり、１ヶ月に見立てて、
静かに願いを込め、丸めたお尻をそっと閉じます。
まだまだデコボコしているので、
さらにお水を少しつけてコロコロと・・

私の願いはただ一つ。
コーチングが上手になって、クライアントさんのお役に立てること。
それだけです。

下段９個、中段４個、上段２個を重ねて三宝に盛りました。
なんとか完成です！

昔の人がやっていたように、
自然の神様に感謝して、
一つ一つ丸める作業や、フジバカマの蒸留水の香りを嗅ぐ悠久のひと時に
心安らぎ満ち溢れます。

そして、教えてくださる広田先生の素晴らしく美味しい手作りの白い月餅。

今日も日本人に生まれて良かったとありがたく思うのでした。

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